未成年者の喫煙を防ぐため、自動販売機で成人識別をするICカード「タスポ」が全国で導入されて、ほぼ1年半。
京都府内では、未成年者にたばこを売った店主らが未成年者喫煙禁止法に基づいて摘発された件数は、昨年の0件から一変、今年は10月末時点で17件へと急増している。なぜ、違法な販売が多発するのだろうか。
◆対面「体力厳しい」◆
「タスポ導入後、売り上げが減って困っていた」
4月、同法違反容疑で書類送検された京都市中京区のたばこ店主の女性(87)は、そう供述した。容疑は、店に来た男子中学生にタスポを貸し、店の自販機での購入を手助けしたこと。府警が摘発した店主の多くは、経営の窮状を訴えたという。
タスポは、日本たばこ協会が成人だけに無料で発行する顔写真入りのカード。近畿では昨年6月に導入され、これがないと自販機では買えなくなった。
同市上京区でたばこ店を営む佐々木勝栄さん(66)の場合、売り上げの大半は店の周囲に並ぶ自販機から。以前、月平均140万円あった売り上げは、50~60万円台にまで減った。
「1箱300円の商いのため違法行為をするなんて、考えられない」と強い口調で言うが、苦境はよくわかる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091130-00000462-yom-soci
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