皇帝のかぎ煙草入れ (創元推理文庫 118-11)ディクスン・カー
東京創元社 刊
発売日 2000
そう思いこみで人も殺せるさ 2009-04-16
カーの作品群の中でも異彩を放つ一冊だが、それにしても良くも悪くもこの単純な筋立て且つ
サラッとした文体で、これだけ充足感(文字通り言葉通り心理的に...)を得られる推理小説
が他にあるだろうか?
決して奇抜な殺人劇が起こる訳でもなく、謎のX氏が跳梁跋扈する訳でもなく、息詰まる心理
戦がある訳でもなく、心ときめかせる名探偵が現れる訳でもなく、衝撃のどんでん返しがある
訳でもなく(これは人によるだろうけど...)、一体全体冴えないのに、作中の被害者がそう
であったように、亦犯人自身がそうであるように読者もカーの〈暗示〉の罠にまんまと嵌まる
不思議さ。。
あくまでも《不可能犯罪》とゆう演出にこだわって、先頭に立って旗を振り続けたが故に辿り
ついた本作は、体現の仕方こそ違うものの紛れもなく王者カーの魅力がつまった傑作だ。
自分では知っているつもりでも知らないことは多いですね。今の世の中いろいろなことが早く進んでいくのでちょっとオサボリしていると知らないことがいっぱいになってきます。皇帝のかぎ煙草入れ (創元推理文庫 118-11) でちょっと知ってみませんか?
知らないでいると知っていたら!と思うときもしばしば。だから本を読んでいるのですが。インターネットよりいろいろな情報が読みやすくわかりやすくまとめられている本は良いですよ。
皇帝のかぎ煙草入れ (創元推理文庫 118-11) はオススメです!
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